Veriorの添加剤ラインナップのうち、どれかを使うとしたらどれを最優先で選んだら良いのでしょうか。
答えはこのアルキルナフタレンです。
オイルの性能(粘度以外)を全体的に底上げしてくれる万能薬。
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アルキルナフタレンは、エステルと並ぶグループ5を代表する油性向上剤の一つで、主にオイルの高寿命化に貢献します。
エステルと比べると知名度が低く地味な存在ですが、その効能は非常に高く、
潤滑性強化
耐酸化性強化
添加材効能強化
コールドスタート防止
長寿命化
と、これ一つでオイルの全性能を底上げできる、まさにオールマイティな存在と言えます。
そのコストはエステルすらも超えますが、それでもVeriorのエンジンオイルには全てアルキルナフタレンを添加している位、重要な存在として位置づけています。
Veriorが採用するアルキルナフタレンは、アメリカの添加剤メーカーKingIndustries社のKRシリーズです。
→https://www.kingindustries.com/search/?keyword=kr
柔らかいタイプでSAE20相当、少し固いタイプでSAE40相当の100℃動粘度となりますので、お使いのエンジンオイルの固さに合わせてお選び下さい。
ブレンドも問題なくOKです。
ただしアルキルナフタレンは粘度指数が低いため、過度の添加にはお気をつけ下さい。(10%以下が無難だと思います。)
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動粘度cSt(実測値)
《AN20(KR-008)》40℃:35.60 100℃:5.20 粘度指数:61
《AN40(KR-015)》40℃:121.20 100℃:13.00 粘度指数:100
アルキルナフタレン 250cc
¥2,200価格
消費税込み