Veriorがディーゼル(兼用)オイルをベースにしている理由
- Verior

- 2025年4月18日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年9月8日

ホームページに書いてあるとおり、Veriorは
1.市販の高性能オイル
+
2.独自配合の強化添加剤
という組合せで出来ていますが、1.のエンジンオイルはディーゼルエンジンにも対応するものを採用しています。
その理由は、ガソリン用よりも基本的に高寿命に作られているからです。
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【ガソリンオイルとディーゼルオイルの違い】
ディーゼル用オイルはガソリン用オイルと比べると、塩基価が高かったり清浄性が優れていたり高温粘度特性が優れていたりと、ぱっと見は上位互換の様です。
でもわざわざ別れているのには理由があって、昔の時代のディーゼルオイルはりんが多く含まれていたため、ガソリン車の三元触媒に対して悪影響(腐食の恐れ)がありました。
しかし今のディーゼルエンジンは排ガス対策としてDPFが付けられているため、オイルも自ずと低灰型(低SAPS)へとシフトしました。
SAPSのPはりんのこと。
こうなるとガソリンエンジンと兼用しても特に問題がなくなってきました。
また、従前のディーゼルオイルは高温時の粘度特性を優先するために15W-40のような固めが標準的でしたが、昨今ではガソリン車に負けないくらい少燃費性能を重視する傾向も出てきて、純正指定も5W-30が標準化しています。
この柔らかい粘度でもディーゼルの高圧縮に耐えうる密閉性能があるんですから大したものです。
しかも粘度的にもガソリン車用と違いがなく、より互換性を持ちやすくなりました。
こうなるとますます塩基価の高さや清浄性が良い分、オイルの寿命面にとって有利に働きますね。
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【 欧州ではガソリン/ディーゼル兼用が常識 】
欧州でのオイル規格はACEAで定められていますが、乗用車においてはガソリン車とディーゼル車でオイルを分けていません。
以下、UNIL OPALのサイトからの引用。
ACEAとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く『欧州自動車工業会』のことです。
ACEAのメンバーには、欧州の主要カーメーカーやTOYOTAも含まれます。
ACEA 規格は数年ごとにアップデートされ、現在は2016年版のものを適用しています。
ガソリンエンジン用として、A規格。
乗用ディーゼル用として、B規格。
ガソリンエンジンおよびDPF付きディーゼルエンジン(いわゆるクリーンディーゼル)用として、C規格
大型ディーゼル用として、E規格があります。
現在は、A規格とB規格は統合され、『A1/B1』のように表記されます。
この様に、乗用車用のオイルについてはガソリン車とディーゼル車で兼用としています。
なお大型車用であるE規格においても、ShellのRotellaやMobil Delvac espなど一部商品ではAPIのガソリン車規格と併用して適合しているオイルもあります。
(一例:Shell Rotella T4~T6)

時には
・ディーゼルエンジンは高圧縮低回転
・ガソリンエンジンは低圧縮高回転
として役割が違うんだという意見もありますが、具体的には何の成分がどれだけ違うのか(入れてはならないのか?)という踏み込んだ内容までは寡聞にして存じません。
しかし、ヨーロッパの規格のあり方など状況を精査しても、実際の所、どちらかが特有の成分を多く含まなければならないということはないと思います。
(昔は軽油に鉛が多めに含まれていたのでそれに対する添加剤も多かったが、今は極微量。)
【 結論 】
以上のような理由で、Veriorでは清浄性が高く塩基価も高めな(そして高品質な)ディーゼル兼用オイルをベースに採用します。
さらにそこへ潤滑性や耐酸化性等々を高める添加剤を独自処方の上で追加し、性能を大幅にアップグレードすることでハイエンドオイル足らしめる性能を獲得しています。
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