<< Verior O >>
OはOldのO。
メインターゲット:'90年代以前の旧車(空冷E/g含む)
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Verior Oは'90年代以前の旧車をターゲットに、特化した性能を持たせたスペシャルモデルです。
【クリアランス,摩耗防止設計】
旧車時代のバルブトレーン周りのクリアランスやシートの形状・材質を考慮し、油膜及び摩耗対策に特化。
具体的には、アルキルナフタレンやひまし油エステルを有効範囲かつコストが嵩まないラインを狙って配合。
また他のオイルよりも二硫化タングステンの配合率を高めに設定し、加えて若干の極圧添加材も含めることで油膜・摩耗の強化に徹しました。
もちろん、Verior標準の高性能な酸化防止剤等も適宜添加済みです。
当時のオイルは亜鉛とりん(ZDDP)に依存したオイル設計で寿命に関しては捨てていたようなものですが、現代の解釈で新しく作ったこの旧車用オイルは、耐久性も向上しているため、次のオイル交換まで安心して劣化を感じることなく走りきることができると思います。
(ZDDPも1%~2%未満の範囲で添加されています)
【シール適合性にも配慮】
年季が入ってくたびれた、旧車特有のニトリルメインのシールゴムにも、適度な膨潤性をもたせてオイル漏れを防ぐ処方としています。
具体的には鉱物油と同じアニリン点を持つアルキルナフタレンの配合、および、極性の強すぎないひまし油エステルの添加。
ベースとしてのオイルも100%化学合成ではなく、GTLと鉱物油が半々の半化学合成油を採用。
それぞれの良さを生かして旧車に合わせた設計にしました。
ネオクラシック~'80sまで、旧車乗りの方にぜひ一度使っていただきたいオイルです。
:::特徴:::
- Verior O -
・ベースエンジンオイル ... GTL+鉱物油 15W-40(JASO DH-2,API CK-4)
・アルキルナフタレン ... 8.75%
・ひまし油エステル ... 3.75%
・二硫化タングステン ... 0.75%
・清浄分散剤や酸化防止剤等、各種添加剤 ... 適宜増量
・極圧剤(不活性硫黄) ... 0.5%
・推奨交換サイクル ... 8か月 or 8,000km
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【開発者コメント】
アンケートにも一部希望のあった旧車用オイルを拵えました。
旧車と現代車の一番の違いは、バルブ周りの設計とシールゴムだと思います。
当時のオイルはバルブの摩耗を防ぐためにZDDP(ジアルキルジチオリン酸亜鉛)が多量に含まれており、触媒よりも耐摩耗性能を優先していた時代背景があります。
関係ないけど、オイルメーカーのバルボリン-Valvolinの名前の由来はValve Oil(バルブオイル)から来ているそうですよ。
それだけ、バルブの保護が売りになるくらい重要な位置付けだったことが伺えます。
その摩耗対策も、現代のオイル素材を使えば無理にZDDPに依存せずとも代替は可能で、その答えがVeriorの採用するアルキルナフタレンと二硫化タングステンです。
そしてもう一つ大事なのがシールゴムの適合性。
鉱物油と同等のアニリン点(94℃)を持つアルキルナフタレンをメインに添加することで、化学合成油を使いながら旧車のシールへの適合性を確保しています。
シール対策で重要なのは(本質は)、鉱物油であることではなくアニリン点の管理にあります。
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動粘度cSt(計算値)
《Verior O 15W-40》
40℃:118.41
100℃:15.47
粘度指数:135
::: 価格(税込) :::
《Verior O 15W-40》 ... ¥2,450 / 1L
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¥2,450価格
消費税込み
在庫なし
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