摩耗・極圧試験機を購入
- Verior

- 3月26日
- 読了時間: 3分
Youtuberさんがチムケンテストしているのを見て、うちでも販促資料の足しにと、やりたくなった。
Amazonでも買えるけど、当然ながら本家(中国)の方が安いのでAliExpressで購入。
重いので送料も高いです。が、日本で買うよりはまだ安い。




まずはおもりを載せない状態での試験ピースにかかる荷重を計算。

長い方のレバー比が6.666666...倍。
短い方が3.0倍。
合計するとちょうど20倍。
分かりやすく、おもりの荷重の20倍がテストピースにかかるよう、作用点をずらしてレバー比を調整しました。
ところで、このテスターを使った試験を公開しているのを見ると、プロ/素人問わずほぼ100%の人が極圧荷重を調べようとします。
「最終的に何kgのおもりで回転が止まりました」
↑これ。
ただ、そもそもエンジンオイルはそんなに極圧性はいらんのよ。逆にあっちゃいけないまである。
極圧性が高いということは大体の場合において硫黄分が多いことを意味するので、現代のオイル規格には合致しないことになる。
ロイヤルパープル(のシナーレック)がいい例。
外国の人で、HPSをオイル分析にかけたら硫黄成分が多く検出されたというのを見た。
1.6%超は多いって…。この様子だとXPRだとさらに多いんか?

ただもちろん硫黄成分以外でも極圧性を向上させる添加剤はある。
例えば亜鉛やリン(つまりZDDP)もそうだけど、作用する温度域が低く、硫黄と比べると極圧性はそこまで高くない。
あとはうちが採用しているタングステン化合物とか。
私がこの試験機で調べたいのは耐摩耗性。
以前にオイル分析機関に依頼した時にはシェル四球試験でその性能を調べました。
シェル四球試験にはWEAR(摩耗)とEP(極圧)の2種類の試験方法がありますが、以前にお願いした際の摩耗試験では40kgfの荷重で60分間回転させて擦り続け、試験終了後の球の削れ具合(摩耗具合)を測りました。
SVC東京 シェル四球試験:WEAR
なので私もこれに倣って条件を整えたいと思うけど、個人的には油膜強さの保持能力も見たいので、オイルの混合潤滑領域がどこまで働くのか、荷重を数段階に分けて測定しようと思う。
おもり1ヶ(540g) → 14.9kgf
おもり2ヶ(1,080g) → 25.7kgf
おもり3ヶ(1,620g) → 36.5kgf
おもり4ヶ(2,160g) → 47.3kgf
同じテストピースを使って段階的に増やしていくと接触面積が変わって同条件ではなくなってしまうので、荷重が変わるたびに新しい面を使って試験します。
試験体の組み合わせとして
・製品としてのVeriorオイル
・素材エンジンオイル+添加剤パッケージ
は当然やるとして、やはり他社製品のベンチマークが欲しいところ。
同等価格かそれ以上の…誰でも知っているネームバリューのあるオイルで…波風立たなそうな…
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